こんにちは。
療育カフェを作ろうとしている、元小学校教員のさらです。

と、ずばり聞かれたので、
今日はこちらについて、解説していこうと思います!

まず、発達障害とは
一般的に、発達障害とは、次の3つを指します。
- 自閉症スペクトラム症(ASD)
- 注意欠陥・多動症(ADHD)
- 学習障害(LD)
以下、簡単に説明していきます。
自閉スペクトラム症
言葉の遅れにはじまり、「会話が成り立たない」「視線を合わせられない」「顔の表情が乏しい」などが徐々にみられるようになります。
興味関心の偏りなどがあり、プラレールやトミカの名前をたくさん覚えられる、一列に並べたがる、などはよく見られます。
感覚過敏や鈍麻(刺激に対する反応が鈍いこと)を伴う場合もあります。
注意欠陥・多動症
この注意欠陥・多動症は、一言でまとめられていますが症状はいろいろあり、
また、一人の子にすべての症状が出るわけではありません。
低年齢期は他の子でもできないので目立ちませんが、
年齢が上がるにつれて、以下のような症状が目立つようになります。
不注意
- 気が散りやすい(反対に自分の興味のあることには熱中し、他のことが耳に入りにくい)
- モノを紛失しやすい
- 約束を忘れる
多動症
- 落ち着きがない
- おしゃべりがやめられない
- 勝手に立ち歩く
衝動性
- 人を叩く
- 道路に飛び出す
- 順番が待てない
- 友達のおもちゃを勝手に取ってしまう
学習障害
読み書き計算が、非常に困難さがあります。
あまり専門用語では呼ばれませんが、細かく分けると以下の通りです。
ディスレクシア(読字障害)…文字を正確に読めない。読めても意味を理解できない。
ディスグラフィア(書字障害)…文字を書くのが遅い。文字が枠からはみ出る。
ディスカリキュア(算数障害)…数の概念が理解できない。
発達障害のグレーゾーンかチェックするには
発達障害のグレーゾーンかどうか、ふるいにかけるような検査は、
1歳半健診や3歳半健診では特に行われていません。
ただし、それらのような健診の問診で、
「言葉がでない」「手をつないで歩けず、すぐにいなくなる」
ようなことがあると伝えれば、発達検査をすすめられることが多いようです。
その先について、「未就学児」「小学生」に分けて解説します↓
未就学時期
保育園や幼稚園の間は、
一般的な知能検査はまだ受けられません。
そこで、発達検査というものを受けます。
地域差もありますが、「K版式発達検査」という発達検査で、実際の発達年齢を調べ、
実際より低年齢であれば、医療機関を受診、
顕著な症状が見られれば、医師により「発達障害」と診断されます。

発達検査を受けただけでは、「発達障害」とは診断されません。
ちなみに、「グレーゾーン」です、という診断はありません。
医師によっても、その言葉を使うかどうかは判断が分かれるようです。
診断がされなくても、何か特徴的な症状が気になるのであれば、「グレーゾーン」と言えるのかもしれません。
小学校

小学校だと、発達障害?グレーゾーン?はいつ分かるの?
小学校入学までは目立たなかったものの、
徐々に周りの子との差が開いてくると、
子どもの担任の先生や、直接ママやパパが「あれ?」と思った時点で、
予約するなどして、知能検査を受けることができます。
(ただし検査は、保護者の許可を得なければ、勝手にはできません。)
ここではWISK-Ⅴという知能検査が一般的です。
この知能検査を経て、医療機関にかかり、
医師の観察によって、「発達障害」と診断されることがあります。
では各家庭では、ママやパパはどんな時に、発達障害やグレーゾーンを疑うのでしょうか?
これまで小学校で、たくさん懇談をしてきて、多かったのは以下のケースです。
- 家でずっとしゃべっている
- 同じことを何回注意しても繰り返す
- 忘れ物が多すぎる
- 友達とのトラブルが多すぎる

心当たりはあるでしょうか?
まとめ
グレーゾーンには、「絶対コレ」というようなチェックリストがあるわけではありません。
でもそのことによって、不安がなかなか解消されないママもたくさんいます。
今回の記事は、あくまでも一例ですが、よかったら参考にしてください!!
この記事が、発達障害やグレーゾーンを疑うママの役に立ちますように。