言語聴覚士の訓練って意味ある?
早くに訓練を受けた方がいいの?

今回は、この疑問にお答えします。
この記事を読めば、言語聴覚士の訓練を受けた方がよいか、参考になるかもしれません!

言語聴覚士とは

そもそも言語聴覚士って知ってる?
さら親子は、言語聴覚士さんのリハビリ(訓練)
かれこれ2年あまり通っています。
言語聴覚士は、言葉でのコミュニケーションや嚥下のリハビリをしてくれる人です。
子ども、大人のどちらもリハビリの対象となり、訓練や評価をしながら、回復に向けて援助や指導をします。
言語聴覚士は、厚生労働省の法令によって正式に認められた職であり、以下のように定められています。
勤務先は、医療・福祉・介護施設・教育現場などさまざまであり、研究機関や保険福祉局などで働くこともあります。
指定された試験に合格した人は、公務員として働くことも可能となっています。
医療機関でのリハビリ(訓練)の内容
さらは、2歳になってすぐに、かかりつけ医から医療機関への紹介状を渡され、わりと早期にリハビリ(訓練)に通い始めました。
大きな医療センターで、2週間に一回、小児科医の診察を受け、
今も、「言語聴覚士」によるリハビリ(訓練)を受けています。
でも…

何をしているか分からない・・・
これが当初の正直な感想でした。
やっていた内容は主に以下の二つです。
「ちょうだい」の動作は、手を空いての方に差し出して、2回上下に動かします。
新しいことを習得するのに一年

実は、この「ちょうだい」の動作を習得させるのに、なんと一年かかりました。
この一年、言語聴覚士さんと息子は、
二週間に一回、一回につき40分程度、
ブロックや新幹線の絵カードなどを使って遊んでいました。
その際、ブロックや絵カードを息子が欲しがると、
言語聴覚士さんがひたすら、「ちょ・う・だ・い」とゆっくり言いながら、手のジェスチャーを示していました。
いやー、一年は長かったです…。
日常生活のアドバイスも
他には、訓練以外の日にできることを、アドバイスされました。

それは、「目を合わせて話す」ということです。
これは、後になって分かったのですが、
発達障害、特に自閉症児は、人より物に高い関心を持ちがちなので、「コミュニケーションを取りたい」という気持ちが希薄になりやすく、
発語を促すには、
まず、「この人に伝えたい」「この人に教えてもらいたい」という気持ちを育て、
そのような気持ちを持てる人間関係を作ることが先決です。
なので、さら親子の場合は、
二週間に一回×40分×1年=約2000時間かけて
上記のような関係作りをしたといっても過言ではありません。

今となってはよい思い出です。
継続は力なり!
言語聴覚士による訓練の効果はあったか
結論から言うと、頑張って「ちょうだい」ができるまでになった結果、
そこからは、言葉が出たり、指差しが始まったりするようになりました。
目に見えて大きな成果があったとは言い難いですが、
息子は「1対1で遊ぶ」ということができるようになりました。
遊ぶ中で、言葉の必要性が出てきて、何か伝えようとするようになってきたので、
この点では、早くからはじめてよかったと思います。
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【まとめ】言語聴覚士の訓練は悪くない

結論、言語聴覚士の訓練は悪くないです。
ことばの遅れを取り戻せるか?と聞かれると、そこまでの効果はまだ感じられませんが、着実に階段を上ってはいるようです。
そして、良い訓練のためには、言語聴覚士の性格、人柄が子どもと合うかどうかも大事です。
今これを読んでいるあなたにも、よい出会いがありますように!