ノートを広げ、書こうとする子ども

発達障害児

ひらがなが書けないのは発達障害?小学生で「書く」のが苦手な子

こんにちは!発達障害のある子を育てるママを、オンラインでサポートしているさらです。

今回は、

ひらがなが書けません。どうしたらよいですか?

というご質問にお答えしていきます!

さら
さら

お子さんが、ひらがなを習得できず、悩んでませんか?

1. ひらがなが書けないのは発達障害の可能性がある?

ひらがなが書けない理由にはさまざまな要因がありますが、

その中には発達障害の一つである「書字障害(ディスグラフィア)」が関係していることがあります。

◎ 書字障害(ディスグラフィア)とは?

ディスグラフィアは、学習障害(LD)の一種で、文字を書くことに困難を抱える状態を指します。以下のような特徴があります。

書字障害の特徴

  • 文字を覚えても、いざ書こうとすると思い出せない
  • 書くのに時間がかかる
  • 鏡文字になる
  • マス目におさまらない
  • 筆圧の調整が苦手
  • 線がガタガタで読みにくい字になる

書字障害は、単に練習不足や怠けているわけではなく、脳の「書く」機能に関係する部分の発達に特性があるために起こります。

そのため、無理に練習を繰り返しても改善しにくい場合があります。

2. ひらがなが書けない小学生に見られる特徴

書字障害を持つ子どもは、ただ「字が下手」というだけではなく、他の発達の特性を持っていることも多いです。

例えば手先が不器用であったり、そもそも書くことにものすごく抵抗・ストレスを示すことがあります。

「やる気がない」と誤解されがちですが、実際には努力しても思うように書けず、困っていることが多いのです。

3. ひらがなを書くのが苦手な子へのサポート方法

お子さんがひらがなを書くのが苦手な場合、焦らずに適切なサポートをすることが大切です。

  • 鉛筆の持ち方を工夫する
    • 太めの鉛筆や三角鉛筆を使うことで、正しい持ち方をサポートできます。
    • グリップをつけると、力加減がしやすくなります。
  • 指先を鍛える遊びを取り入れる
    • おはじきやビーズ遊びで手先を器用にする。
    • ハサミや粘土遊びを活用し、指先の動きをスムーズにする。
    • 洗濯ばさみを使った遊びで指の力を強くする。
  • ひらがなを「書く」以外の方法で覚える
    • 砂やお風呂の壁に指でなぞる。
    • マグネットひらがなを使って、並べて遊ぶ。
    • 「あいうえお表」を使いながら、音と形を一致させる練習をする。
    • スタンプやシールを使って、楽しくひらがなに親しむ。
  • 運筆練習をする
    • 迷路や点つなぎの遊びを通じて、鉛筆の動かし方をスムーズにする。
    • なぞり書きを取り入れ、ひらがなの形に慣れさせる。
    • ひらがなを大きく書かせ、徐々に小さく書く練習をする。

まとめ

ひらがなが書けない子は、練習不足ではなく、脳の特性によるものであることを理解し、無理なく学習をサポートすることが大切です。

よってママも自分を責める必要は全くありません!

ママが無理に「書かせなきゃ」と焦るのではなく、お子さんに合った方法で「楽しく学ぶ」工夫をしてみてくださいね!

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