こんにちは。
療育カフェを作ろうとしているさらです。
「介助員」という名前を聞いたことがあるかな?
地方自治体によって、名前は異なるけれど、
多くの自治体で、支援学級の先生や子どもをサポートしてくれる補助員=「介助員」の先生が採用されています。

子どもからしたら、どの大人も「先生」なんだけど…
厳密に言うと、「介助員」の先生は、教員免許を持った「教諭」とは違います。
今回はこの「介助員」とは?について徹底解説していきます。

「介助員」とは

基本的に支援学級の定員は、一人の先生に対し8人が上限です。
でも実際は、学年も障害の程度も違う子ども8人を一人で見るのは、ほぼ不可能です。
そこで、各自治体は、支援の必要な子どもを「介助」する人員を採用することが多いです。
介助員の仕事内容は、自治体によってまちまち

介助員は基本的に「授業」はしません。
なぜかというと、教員免許を持っていないことが多いからです。

では、何をしているかと言うと…
授業を受けている子をサポートしたり、
教員免許のある先生が用意した課題を、子どもたちが取り組むお手伝いをします。
給与は?

私さらが今回調べたところによると、時給980~1500円程度の自治体が多く見られました。
一部、日給で7000円程度としている自治体もありました。

そんなに時給が高くないんですよね。
個人的に、この「時給が高くない」のは、由々しき問題だと思っています。
支援の必要な子どもたちのサポートには、一定のスキルが必要なケースがほとんど。
時には暴言や手が出てしまう子どもが相手なこともあるので、もっと待遇が改善されていくといいなと感じます。
「介助員」の名称に違いはある?

「介助員」という名称は、特に定められているものではないので、自治体によって違いがあります。
東久留米市:児童介助員
東久留米市では、特別支援学級や通常学級に在籍している子どもの移動介助や見守り支援をする先生は、「児童介助員」という名称です。
応募資格は
- 学校教育、特別支援教育に理解と熱意のある方
- 体力に自信がある方
- 特に資格は問いませんが、教育、心理、移動介助等に関する業務経験がある方を優先する場合があります
としています。
宝塚市:介助員
宝塚市では、支援学級等に在籍する障碍のある児童生徒の介助業務(食事、排泄、教室の移動補助といった日常生活の介助や学習活動のサポート等)を行う先生は、「介助員」という名称のようです。
東京都中野区:支援員
通常の学級や特別支援学級および区立幼稚園に在籍している、 発達の課題や障害により、個別の配慮が必要な児童・生徒の支援業務を行う先生として、「支援員」という名称の先生を採用しています。
下記のリンクを見てみると、
○教員の補助
(学習時の支援、施設内移動の援助、集団行動・活動時の安全確保、校外学習における介助など)
○着替え・トイレ・給食の介助
を行うようですね。
名古屋市:発達障害対応支援員
名古屋市では、特別に「発達障害」に対応した支援員も募集しているということで、驚きました!
主な任務は、
発達障害の可能性のある幼児児童生徒に対して、学習の準備や後片付け、突発的な行動への安全配慮、気持ちを安定させるための支援等を行います。ただし、学習指導は行いません。
と記載されていました。
資格は次の通りです。
- 障害のある幼児児童生徒の支援に関心のある方
- ボランティア等で障害のある幼児児童生徒の支援に携わった経験のある方
- 特別支援教育に関する知識や関心がある方(例えば、大学や各種機関・団体等が主催する特別支援教育に関する研修や講座を受講された方、等)
まとめ

今や支援学級において、介助員の先生はなくてはならない存在です。
介助員の先生の中には、長年の経験で、一教員よりもはるかにスキルのある先生がいます。
そんな先生と出会えたラッキーな子どもたちも数多くいます。
一先生としての待遇が、もっとよくなっていくとよいですよね!
この記事が、「補助員」「介助員」などの言葉をはじめて聞くママの役に立ちますように!