


実はこれ、原因の一つに「前庭覚」と「固有覚」のつまずきがあると言われています。
これらの感覚は、いわゆる「味覚」「嗅覚」などの五覚と違って、自分では気づきづらいので見逃されがち。
だけど、とーっても大事な感覚なんです。
今回は、それらの「前庭覚」と「固有覚」について、簡単に学んでみましょう!
さらのインスタグラムで、「前庭覚」「固有覚」について簡単に読む!
「よし、読むぞ!」と気合が入ったら…

このまま下段へスクロールしていってください!

椅子に座る姿勢ですべてが分かる!

固有覚って?
通常、きちんと座れる子どもというのは、何も考えずに「ただ座っている」ように見えますが、実際は
- 「首には、これくらいの力をいれて、顔をあげよう」
- 「背筋と腹筋は、これくらいの力をいれて、背筋を伸ばそう」
- 「足を地面につけるには、これくらいの力加減で、関節を曲げるといいんだな」
などと、「固有覚」の調節機能を使って、椅子に座ることができています。
「固有覚」は、自分の身体の位置や動きを把握する機能を持っているのです。
この固有覚のおかげで、
- パックジュースをこぼさずに飲む
- 卵を割らずにもつ
などができますし、一見関係ないように思える「じゃんけん」も固有覚が必要です。
前庭覚って?
それに対して「前庭覚」っていうのはどんなものなのでしょうか?

これも椅子に座る姿勢で説明できます!
前庭覚とは、私たちがよく聞く、「平衡感覚」や「バランス感覚」のことで、
- 顔をまっすぐに向けるには、この位置かな
- 姿勢が少し左にずれたから、右に力を入れよう
といった、「まっすぐにする」「まっすぐに戻す」ということに対して、最も意識を使う感覚です。
この感覚が前提となり、目の動きや筋肉の緊張、姿勢などをコントロールすることができるのです。
というわけで、私たちは普段、前庭覚のおかけで
- 食べ物をこぼさず、口の位置まで持ってくる
- 前後の人との距離を把握しながら、人とぶつからず、自分の立ち位置を決める
- 視線や姿勢を安定させて、集中して学習する
- よろけずに、階段を上り下りする
などのことができるわけです。
「ちゃんと座りなさい!」と怒っていませんか?
思い返してみて、「ちゃんと座りなさい!」と怒っていませんか?
さらの息子も、ものすごい姿勢でご飯を食べていますが、決して悪気があって、そのようなことになっているわけではありません。
得てして、我が子の姿勢の悪さを「私のしつけがなってないからだ…」と責めるママも多いのですが、
実は、「固有覚」や「前庭覚」のつまずきのせいということがあるのです。

今日から、自分を責めるのをやめましょう!
療育カフェ(計画中)では「固有覚」と「前庭覚」にアプローチします!
さらの療育カフェでは、上記で見てきた「固有覚」と「前庭覚」に働きかけるため、
感覚遊具の「スイング」を設置します。

これはなかなか大型で、自宅に気軽に設置…というわけにはいかないので、ぜひさらの療育カフェで使ってみてくださいね。
この記事で、さら療育カフェに少しでも興味をもっていただけたらうれしいです!
※前庭覚と固有覚の大切さは「こどもとおとなの訪問発達サポートApila」さんも記事で紹介しています。
また、以下の記事も参考にしてみてくださいね!