療育手帳を持つお子さんがいるなら、年末調整や確定申告で税金の控除を受けられるって知ってますか?

私も令和6年度分で挑戦しました!
この記事では、療育手帳による税控除の対象・戻る金額の目安・手続きの流れなどを、初心者向けにわかりやすく解説します。
療育手帳で受けられる税控除とは?
療育手帳を持つ人(または扶養している人)は、所得税や住民税の「障害者控除」を受けることができます。
控除とは、課税される所得金額を少なくできるしくみ。控除を受けることで、最終的に払う税金が安くなります。
控除額は以下のようになっています:
対象 | 控除額(所得税) | 控除額(住民税) |
---|---|---|
障害者控除 | 27万円 | 26万円 |
特別障害者控除(※) | 40万円 | 30万円 |
※療育手帳の「A判定(重度)」の場合、多くの自治体で「特別障害者」として扱われます。「B判定(中・軽度)」の場合は、通常の「障害者控除」に該当します。
年末調整や確定申告で戻ってくる金額の目安は?
「実際いくら戻るの?」というのが一番気になるところ。控除額=戻ってくる金額ではありませんが、おおよその目安を紹介します。
例①:年収400万円の会社員(療育手帳B判定の子を扶養)
- 所得税の控除:27万円
- 税率10% → 約27,000円の節税
- 住民税の控除:26万円
- 住民税率10% → 約26,000円の節税
→ 合計:約53,000円の負担軽減!
例②:年収600万円(A判定のお子さんを扶養)
- 所得税の控除:40万円
- 税率20% → 約80,000円の節税
- 住民税の控除:30万円
- 住民税率10% → 約30,000円の節税
→ 合計:約11万円の節税効果!
税率は年収などによって異なり、上記はあくまで目安ですが、5万円〜10万円以上戻ることもあるので、手続きする価値は十分あります!
手続きのやり方と注意点
年末調整で手続きするには?
会社員の方は、会社で行われる年末調整の際に申告ができます。
必要なもの:
- 療育手帳(コピー可)
- 扶養親族の氏名・生年月日など
- 「扶養控除等申告書」への記入(控除対象扶養親族の欄にチェック)
会社に療育手帳のコピーを提出すれば、会社側が年末調整で対応してくれます。
確定申告が必要な人は?
- 自営業・フリーランスの方
- 年末調整で手続きしなかった会社員
- 医療費控除や他の申告もする人
この場合は、税務署やe-Taxで確定申告を行い、障害者控除を適用します。
まとめ:知らなきゃ損!療育手帳で節税できる
療育手帳を持っていることで、年末調整や確定申告で受けられる税控除があります。控除を受けることで、年間数万円〜10万円以上の負担軽減につながることも。
大事なのは、「療育手帳を持っているだけでは控除は自動で受けられない」という点。自分から申告・記入することが必要です!
正しく知って、しっかり活用すれば、家計へのサポートになります。まだ申告したことがない方は、ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね
この記事が、療育手帳をとるかどうか迷っているママの役に立ちますように。