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こんにちは。療育カフェを作ろうとしているさらです!
療育カフェでは、子どもの「言葉」や「発音」の質問にも答えられるようなカフェを目指しています。

ということで、今回は子どもの「言い間違い」がテーマです。
聞くと、くすっと笑ってしまうような言い間違い、あなたのお子さんはしていませんか?
さらの息子はもちろんしてます!
でもよく聞くと…法則があるのに気づきます。
例えばこんな感じです。
よくある言い間違い
- くすり→すくり
- エレベーターエべレーター
- テレビ→テベリ
これらの共通点は全て、「ひらがなの二番目と三番目の惜しい間違い」です。
日本語は母音「a,i,u,e,o」と子音「k,s,t,n…」の組み合わせでできているのですが、
母音はあっていても、子音が二番目と三番目で入れ替わってしまっています。
だから、とんでもなく間違っているというわけではなく、「惜しいな~」と思えるような間違いとなるのです。
このような間違いを「音位転換」と言います。
みなさん知っていましたか?

音位転換には様々な種類がある
音位転換には様々な種類がありますが、子どもによく起こるのが、上記のような、真ん中あたりのかなが入れ替わるものです。
ちなみにさらは、大学で言語教育を専攻していましたが、この言葉をはじめて知りました。

言葉って奥が深いな~
どうして間違える?
諸説ありますが、小さな子どもは、まだひらがなが読めないので、耳でインプットしながらことばを覚えます。
その中で次のようなことに起因して、音位転換が起こると思われます。
子どもたちなりの理屈がある

一見「何でこんな間違いを!?」と思いますが、音位転換は、子どもが「日本語は母音と子音に分かれている」ことを感じ取って起こるもの。
ひらがなを読めずして、ましてや50音表も分からないのに、ことばを習得してること自体、そもそもすごいですよね!
母音+子音の組み合わせだけでなく、「さ」行が「た」行になってしまうことについても考えてみましょう。
「さ」のsの音は“摩擦音”と呼ばれ、舌と上顎の間を、摩擦が生まれるくらいギリギリまで狭めて発音する“発音しづらい音”です。
それが難しいから、子どもは発音しやすい『た』に置き換える。
子どもなりに、ちゃんと理屈があるんですね。
そうやって考えると、言い間違いがすごく愛しく思えます。

かわいい!そして…
頑張って言ってるのだからOK!
「すくり」(薬)はどうしたら正しく言える?
療育先の先生に言われたのは、「文字が読めるようになれば、正しく言えるようになる」です。
現在公的機関や各種療育先では、「言葉」に関する訓練がいろいろありますが、
基本的には「発達年齢が4歳位から」と言われることが多いようですね。
これは、4歳位から、文字が読めるようになるからです。
なので、さらの子どもは現在4歳と半年ですが、発達年齢はまだ半分ほどですので、言葉の訓練は受けていません。
「ゆーっくり覚えていけばいいか」と思っています。
ちなみに、こういった音位転換は、日本だけでなく、世界にある他の言語でも起こる現象なのだそうです。
そう聞くと、ちょっとホッとしませんか?
よければ以下の記事も参考にして下さい!
【まとめ】こちらの記事を参考にしました!
さらが参考にしたのはこちらの記事です。
子どもを温かく見守りたくなる文章なので、ぜひ読んでもらいたいです。
そして、以下の本もおすすめです!
音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む プリチュワからカピチュウ、おっけーぐるぐるまで [ 川原繁人 ]
ぜひ、読んでみてください!
いろんなことがストーン!と腑に落ちます(笑)
この記事が、「子どもの言葉を何とかしなきゃ」と焦っているママ達の役に立ちますように!