机にふせっている男の子

カウンセリング

子どもが全く授業に参加できなくて困っている…そんな時どうする?

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こんにちは。

療育カフェを作ろうとしているさらです!

今回は、

「子どもが授業に全く入れていない…、授業妨害もしているようで困っています。」

というご相談をいただいたので、

いくつか解決策をまとめました!

さら
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お役に立てるように、持っている知識やテクニックを詰め込みます!

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多くの子どもがぶつかる「2年生の壁」

まずは、お子さんの年齢・学年。

発達障害の傾向の見られる子どもたちの多くは、「2年生の壁」というものにぶつかります。

原因として考えられるもの

  • 一年生の時は「貯金」で過ごしていた
  • 二年生は「新任の先生」が担任となることが多い
  • 周りの子どもたちも一気に「魔法」が解ける

一つずつ原因を見ていきましょう。

原因①一年生の時は「貯金」で過ごしていた

一年生の学習は、その半分以上が、入学前の貯金で成り立っています。

漢字はともかく、ひらがなやカタカナはすでに「入学前から書ける」お子さんが多いですよね。

書けなかったとしても、周りの大多数の子どもたちがすでにできているので、

書けていない子に先生が手厚くサポートすることができます。

たしざんやひきざんについても、できる子が多いです。

なので、どの子もある程度自信をもって学習に取り組めますが、

二年生からはそうもいきません。

ここで「分からないけれど、先生がすぐに来てくれるわけではない」という壁にぶつかるのです。

原因②二年生は「新任の先生」が担任になることが多い

これもあるあるですが、二年生の先生は「新任の先生」が多いです。

学習内容は高学年より低学年の方が指導がしやすいですが、

一年生はベテランの先生が「小学生とは」についてあらゆるルールを教えるので、

その次に学習内容が平易な2年生が、新任の先生のスタートの場に選ばれるわけです。

そうすると、発達障害のある子への対応に当然慣れていませんので、

そこで子どもが「何だか怒られてばっかり…!」という壁にぶつかってしまいます。

原因③周りの子どもも「魔法」が解ける

1年生の子どもたちと言うのは、得てして「魔法」にかかっています。

この場合の魔法とは、「一年生になったから頑張るぞ!」という魔法です。

魔法にかかっている間は、子どもたちもやる気いっぱい、ルールや先生の言うことをとってもよく聞きます。

が…2年生になると魔法が解けて、子どもたちが好き勝手しだします。

ここを先生が上手にコントロールできないと、

発達障害のある子にとっては、お手本となる友達の数が減り、

自分がどう振舞ってよいか分からなくなり、「荒れている」ような状態になるのです。

二年生の壁にぶつかるとどうなる?

二年生の壁にぶつかると、発達障害のある子どもはどうしてよいか分からず、

一見「自分勝手をしている」風に陥ります。

そして怒られる→でも本人はどうしたらよいか分からない→さらに怒られる

という地獄のスパイラルに入って今します…。

ではどうしたらよいか?

まずは困り感を見つけることが大事と言うのは、どこでもよく言われることですよね。

でも、ママ達は一日中学校でそばにいてあげられるわけではありません。

そこで、私さらの教員歴から有効と思われる方法をいくつかリストアップしたので、

一つずつ試していただければと思います!

こんな方法がおすすめ

  • 注意するのをやめてもらう
  • まず、我が子以外の子の心をつかむのに全力尽くしてもらう
  • 次に、我が子に関わってもらう時間を少しずつ増やしてもらう
  • 学校で本人ができそうな課題をいくつか用意する(開拓する)
さら
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順番に解説しますね!

解決策①注意するのをやめてもらう

学校で授業妨害をするようになっている場合、

「本人は既に十分すぎるくらい怒られている」

可能性があります。それ以上怒られても、コップの水があふれるだけで、本人に何も入りません。

また、本人なりのロジックがあるので、

「自分ばっかり怒られる」

と思っているケースがすくなくありません。

なので、一度「注意するのをやめる」方法を試してもらいましょう。

といっても、注意しなければいけない状況はあると思いますので、

どうしてもの場合は、「他の子を注意してから、最後に本人に一番短く注意する」程度にしてもらいましょう。

この「ほんの一言注意される」だけでも、本人にとっては大声で厳しく指導された位の意味合いも持ちます。

他の子とは感じ方が違うというところを、先生に理解してもらえるといいですよね。

解決策②まずは、我が子以外の子の心をつかむのに全力を尽くしてもらう

往々にしてあるのが、

「他の子の心をつかめていないために、本人だけを特別扱いできない」

というパターンです。

周りの子どもたちからの信頼が厚ければ、

授業が10分で終わって、あとの30分を自習のような状態になっていても、

子どもたちの気持ちが離れることがありません。

他の子たちと発達障害のある子を一度に支援するのは、プロでもなかなか難しいものです。

まずは我が子以外の子の心をつかむのに全力を尽くしてもらいましょう。

解決策③我が子と関わる時間を増やしてもらう

授業中の中で、我が子だけを見てもらう時間を、たった3分だけでもいいので持ってもらいます。

その時間は、しっかり対話したり、手を挙げたら当ててもらえたり、子どもの好きな活動を取り入れてもらったりと、

100%その子のための時間をとってもらいます。

「先生が自分のことを大事に思っているか」どうかというのは、案外伝わるものです。

先生との信頼関係ができていけば、授業妨害は少しずつおさまります。

解決策④本人ができる課題を用意する

先生が課題を用意する余裕がなさそうなら、ママの側からいくつか用意してみるのもいいかもしれません。

下にいくつかリンクを用意したので、よければ参考にされてくださいね

ひらがなコグトレ [ 宮口幸治 ]

簡単すぎるかもしれませんが、現段階で授業に入れていないのなら、このぐらいからでもよいかもしれません。

コグトレパズルの購入はこちら!

こちらもコグトレシリーズです。ポイントは本人と「どれならできそう」なのか、相談しながら決めることです。

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無料プリントのダウンロードなら下の二つがおすすめです。

すきるまドリル

おうち学習キッズの「てんつなぎ・せんつなぎ」

一見ただの遊びに見えるようなものでも、一時間のうちに「1枚でもやった」「1枚もやっていない」で大きく違います!

なるべく簡単で楽しくできるものからはじめてみましょう。

まとめ:「2年生の壁」に打ちのめされそうになっても…

学校から「あなたのお子さん、できてません」と言われることほどつらいものはありませんよね。

でも、そんな時こそ思いをためこまずに、一緒に解決策を探っていきましょう!

お会いできることを楽しみにしております。

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