こんにちは!発達障害の子を育てるママを、オンラインでサポートしているさらです。
特別支援学級へ入ることが決まったとき、親として悩むのが「子どもにどう説明するか」です。
「特別」とつくことで、子どもが不安になったり、
「普通のクラスじゃないの?」と疑問を持ったりすることもあります。
この記事では、特別支援学級の意味や子どもへの伝え方、親として心がけたいポイントを紹介します。

1. 特別支援学級とは?
まずは、親自身が特別支援学級について理解しておくことが大切です。
特別支援学級とは、発達障害や学習の困難さを抱えた子どもたちが、より適切な支援を受けながら学ぶことができる学級です。
通常の学級と比べて、
- 少人数制で、一人ひとりのペースに合わせた指導を受けられる
- 専門的な支援があり、個別のニーズに対応してもらえる
- 環境が整っているため、無理なく学習を進められる
などのメリットがあります。
「特別な場所」というよりは、「その子に合った学び方をする場所」と考えるのが良いでしょう。
2. 子どもにどう説明する?
子どもに特別支援学級のことを話す際は、年齢や理解度に応じた伝え方が必要です。
① ポジティブな言葉を使う
「普通のクラスに行けない」ではなく、
- 「○○ちゃんにピッタリの勉強ができるクラスだよ」
- 「先生がしっかり見てくれるから、分かりやすいよ」
- 「静かで落ち着いて勉強できるんだよ」
と前向きな表現を使いましょう。
② 子どもの困りごとを例に出す
例えば、「みんなの話が聞き取れなくて困る」「授業についていけない」といった子どもの困りごとがあるなら、
- 「このクラスなら、先生がゆっくり教えてくれるから分かりやすいよ」
- 「周りの子を気にせず、落ち着いて過ごせるよ」
と、子ども自身が納得できるように伝えるのがポイントです。
③ 「特別だからダメ」ではなく「あなたに合っている」ことを強調する
「特別支援学級」という名前が気になる子もいます。
- 「みんなと違うの?」
- 「特別って変なの?」
と不安になることもありますが、「それぞれに合った勉強の仕方がある」ということを伝えましょう。
- 「サッカーが得意な子もいれば、絵が得意な子もいるよね。それと同じで、勉強のやり方も人それぞれなんだよ」
- 「○○ちゃんが一番やりやすい方法で勉強できるのが、このクラスなんだよ」
と、子どもが前向きに受け止められるように説明すると良いでしょう。
3. 親が心がけたいこと
① まずは親が納得する
親自身が「特別支援学級=特別扱い」とネガティブに感じていると、その気持ちは子どもにも伝わってしまいます。
「うちの子は普通じゃないの?」と思うのではなく、「子どもにとってベストな環境を選んだ」と前向きに考えることが大切です。
② 周囲の理解を得る
親戚やきょうだいなど、家族の中で「どうして普通のクラスじゃないの?」と聞かれることがあるかもしれません。
そんなときは、「○○にとって一番合った学び方を選んだんだよ」とシンプルに伝えましょう。
また、子どもが「友達に聞かれたらどうしよう?」と悩んだときのために、
- 「少ない人数で学んだ方が、伸びるクラスに行ってるんだよ」
- 「できること・分かることを、たくさん増やせるところなんだ」
と、簡単に説明できるフレーズを用意しておくのも良いですね。
③ 子どもの気持ちに寄り添う
最初は子ども自身が戸惑ったり、「行きたくない」と言ったりすることもあるかもしれません。
そんなときは無理に「絶対大丈夫!」と言い聞かせるのではなく、「不安だよね」「○○ちゃんの気持ち、わかるよ」と寄り添うことが大切です。
「一緒にやってみようね」「大丈夫、困ったら先生も助けてくれるよ」と、安心感を持てる言葉をかけてあげましょう。
まとめ
特別支援学級は、「特別な場所」ではなく、「子どもに合った学び方ができる場所」です。
子どもに説明するときは、ポジティブな言葉を使い、困りごとと結びつけながら、「君に合った学びのスタイルだよ」と伝えることが大切です。
また、親自身が前向きに捉え、周囲の理解を得ながら、子どもの気持ちに寄り添うことで、スムーズに新しい環境に馴染んでいくことができます。
お子さんが安心して特別支援学級での生活をスタートできるよう、親としてできるサポートをしていきましょう!
この記事が、特別支援学級へ入ることへの説明で、悩んでいるママの役に立ちますように!