こんにちは。
療育カフェを作ろうとしているさらです。
今回は、発達障害の診断が何を基準として何歳ごろにされるかをまとめました。

さらの息子は2歳半の時に「自閉症スペクトラム障害疑い」と診断されました。
この記事を読めば、主に「ASD」「ADHD」について
- おおよその診断基準
- 診断が可能な年齢
- 診断をしてくれる人
が分かります。

5分程度で読めるので、気軽に見ていってくださいね!
発達障害の診断は
発達障害の診断は、国際的な診断基準であるアメリカ精神医学会の「DSM-5」やWHOの「ICD-10」を用いておこなわれるのが一般的です。

公認心理師であるさらは、DSM-5を実際に持っています。
簡単におよその基準を確かめてみましょう。
ADHDの診断基準(注意欠如・多動症)

ADHDは、「不注意」と「多動・衝動性」の両方が確認された場合に診断されます。

それぞれについて見ていきましょう。
不注意
上記6つ以上が、6か月以上、複数の場所で起きているのなら「不注意」の特性が認められます。
多動性
こちらも、上記6つ以上が、6か月以上、複数の場所で起きている場合に「多動」の特性が認められます。
ASDの診断基準(自閉スペクトラム症)

ASDの場合は、「社会的コミュニケーションの障害はあるか」「限定された反復的な行動をするか」の二点を基準として、診断されます。
社会的コミュニケーションの障害
以下のポイントの有無を確かめます。
限定された反復的な行動
いわゆる「こだわり」と言われるもので、以下の少なくとも2つ以上あてはまれば、「限定された反復的な行動」と認められます。
診断の時期

原則としてADHDの場合、12歳未満で診断されます。小さいうちは、不注意や衝動性の特徴が誰しもみられることから判断がしづらいので、8~10歳ごろに診断を受けるケースが多いです。
ASDは、ADHDと比較して、もっと幼児期からその症状が明らかになりがちなので、3歳ごろが多いです。
最初は言葉の遅れが気になるケースが多く、そのあとに「目が合わない」「同じ行動を延々と繰り返す」などの特徴が気になりはじめます。
生まれつきの脳の機能障害であるため、後天的に症状が生じることはありません。
誰が診断をするか

診断は、基本的に医師が行います。現在の状態や成育歴の問診、行動観察や発達検査などを経て、総合的に診断されます。
自費の場合は1.5~4万円、保険適用・医療費助成有りの場合は無償で診断を受けられます。

どちらにせよ、通ったり問診を受けたりする労力は半端ない…!!
だからこそ、「おそらく多動ですね」とか「自閉症スペクトラムかもしれないね」などと、
確定でなくても言ってもらえたり、アドバイスしてもらえたり、早期に簡単な療育をスタートできる場所があるといいですよね。

さら療育カフェはそんな場所になりたいと思っています。
まとめ:発達診断は3歳~10歳くらいまでにされることが多い
いかがでしたか?
今回は、発達診断が「3歳~10歳くらいまで」に「医師によってされる」ということを、いくつかの基準を元に見てきました。
現在では、どこも予約が数か月先…というのは当たり前のことで、その間ママ達は「どうすればいいんだろう…」と悩むケースが数知れず…
さら療育カフェでは、カフェに来るくらいの気軽な気持ちで、お子さんの発達の見通しを提供できるように準備をしています。
どうぞ、お気軽にお問い合わせください!
この記事が、子どもの発達検査について知りたいと思っているママ達の役に立ちますように。
追記:【1歳2歳3歳】×発達障害 、【7歳以上】×発達障害について、それらの特徴が知りたい場合は、
「療育biz」さんが書いている以下の記事が具体的で分かりやすかったです。