こんにちは!発達障害のある子を育てるママを、オンラインでサポートしているさらです。

「みんなそうだよ」って言われたことない?
発達障害のある子どもを育てていると、周囲の人から「みんなそうだよ」と言われることがよくあります。
この言葉は、一見すると励ましのように思えるかもしれませんが、当事者のママにとっては、「理解してもらえない」という悲しさや孤独感にもつながりますよね…。
なぜ「みんなそうだよ」と言うのか? その理由を3つ挙げていきます!

1. 「子育ての大変さ」としてひとくくりにされてしまう
発達障害のある子どもは、こだわりが強かったり、感情のコントロールが難しかったりすることがあります。
例えば、突然大きな声を出したり、人混みでパニックになったり、日常のルールを守るのが難しかったりします。
でも、子育てにはどんな子どもでも大変なことがつきものです。
そのため、発達障害の特性による困難が


とひとくくりにされてしまうことが多いのです。
発達障害の子育ての大変さは、通常の子育ての「ちょっと大変」ではなく、日々の生活全般に影響するほどのものです。
普通の子育ての苦労とは質が異なるのに、それを理解してもらえないことはとてもつらいです。
2. 見た目ではわかりにくい特性だから
発達障害は、外見からは分かりにくいことが多いです。

周囲からは、「普通」に見えるんですよね。
例えば、学校では先生の指示を聞いて行動できるけれど、家ではパニックを起こしてしまう子。
あるいは、一見元気に遊んでいるように見えても、音や光に過敏で常にストレスを抱えている子。
このように、外見だけでは分かりにくいため、「うちの子もそうだったよ」「どの子も同じだよ」と言われやすいのです。
3. 発達障害への理解がまだまだ進んでいない
社会全体として、発達障害についての理解は少しずつ広がっていますが、まだ十分ではありません。
特に、年配の人や発達障害に直接関わったことのない人にとっては、


と思われがちです。
また、「みんなそうだよ」と言うことで、相手を安心させようとする人もいます。悪気はなく、「特別なことじゃないよ」と伝えたかったのかもしれません。
しかし、親にとっては「特別じゃないと言われても、実際には特別な支援が必要なのに」と、もどかしさを感じることが多いのです。
「みんなそうだよ」と言われたときに親ができること
「みんなそうだよ」と言われたとき、傷つくのは当然のことです。
しかし、そのたびに落ち込んでしまうのもつらいですよね。
そんなとき、少しでも気持ちが楽になるような対処法を考えてみましょう。
1. 伝え方を工夫する
相手が理解しやすいように、具体的なエピソードを交えて話すと、発達障害の特性が伝わりやすくなります。
例: 「確かに、子どもはみんな癇癪を起こしますよね。でも、うちの子は、一度パニックを起こすと1時間以上泣き続けたり、自分を傷つけてしまったりすることがあるんです。」
このように伝えることで、「みんな同じ」ではないことを理解してもらいやすくなります。
2. 理解のある人とつながる
家族や友人、学校の先生など、発達障害について理解がある人と話すことで、気持ちが楽になることもあります。
また、ママどうしのグループに参加することで、同じ立場の人と共感し合えることもあるでしょう。
3. 無理に理解してもらおうとしない
すべての人に発達障害を理解してもらうのは難しいことです。あまりに理解されなくてつらいときは、距離を置くことも大切です。
すべての人に説明しなくてもいい、と割り切ることで、心が少し軽くなることもあります。
まとめ
「発達障害? みんなそうだよ」と言われるのは、
子育ての大変さを一括りにされてしまうこと、発達障害の特性が見た目には分かりにくいこと、社会の理解がまだ不十分であることが主な理由です。
しかし、親にとっては「うちの子の困りごとは、普通の子育てとは違う」と分かってほしいという強い気持ちがあります。
理解してもらえないことはつらいですが、伝え方を工夫したり、理解者とつながったりすることで、少しでも気持ちを楽にできるかもしれません。

ぜひ、試してみてくださいね!
この記事が「みんなそうだよ」と言われてモヤモヤしたママの役に立ちますように。