こんにちは!療育カフェを作ろうとしているさらです。
就学奨励費は、特別な支援を必要とするお子さんが安心して学校生活を送れるよう、保護者の経済的負担を軽くするための制度です。
今回は、この特別支援就学奨励費について、所得制限があるかどうか知りたいママに向けて、分かりやすく解説していきます!

気になる方はこのまま下へスクロール!
1.そもそも特別支援就学奨励費の対象者・対象となる費用は?
支給対象となるお子さんは以下の通りです。
- 特別支援学級に在籍する児童生徒
- 通常学級に在籍していても特別支援が必要と判断された児童生徒
- 特別支援学校に通う児童生徒
対象となる費用は、以下のようなものがあります:
- 学用品・通学用品費
- 修学旅行費
- 通学費(バス・電車代など)
- 校外活動費(遠足など)
- 給食費(※一部自治体)
2. 年収いくらまでが対象?
ただし、家庭の年収などの所得状況に応じて、補助される金額や費用の範囲が変わってきます。
就学奨励費では、「支弁区分」という分類によって、補助される金額の割合が決まります。収入が少ない家庭ほど手厚い支援が受けられます。
主な区分は以下のとおりです:
- 第1区分(全額支給):生活保護基準の1.5倍未満
- 第2区分(一部支給):生活保護基準の1.5倍〜2.5倍未満
- 第3区分(支給なし):生活保護基準の2.5倍以上
具体的な所得制限は自治体によって異なります。
※注意:所得の算定方法は、前年分の所得(源泉徴収票または確定申告書)で判断され、課税状況や扶養人数によっても変わる「課税所得」が基本となります。

もう少し詳しく見ていきましょう!
支弁区分と目安になる金額【東京都・吹田市(大阪府)・名古屋市・鶴岡市(山形県)の一例】
ここからはいくつかの自治体の比較を見てみましょう。世帯の構成(子どもが何人か)によっても、金額が変わってきます。
あくめでも一例ですが、参考にしてみてくださいね!
自治体別・世帯人数別の目安(上限)
自治体 | 3人世帯 | 4人世帯 |
---|---|---|
東京都 | 598万円以下 | 729万円以下 |
吹田市 | 600万円まで | 710万円まで |
鶴岡市 | 470万円以下 | 580万円以下 |
名古屋市 | 700万円まで | 790万円まで |
3. 申請の流れと注意点|毎年確認・申請が必要!
支給を受けるには、必ず申請手続きを行う必要があります。以下が基本の流れです。
申請の流れ:
- 申請書類の受け取り
→ 学校または自治体の教育委員会から配布されます(学校が手続きをするところもあります) - 必要書類の準備
→ 所得申告書や所得証明書(源泉徴収票や確定申告書など)、住民票がいる場合もあります - 書類の提出
→ 指定された期限内に提出すること - 審査・結果通知
→ 支給の可否や支弁区分が決定され、通知が届きます
注意点
- 自治体ごとに制度の運用が異なる
→ 同じ年収でも、自治体によって対象かどうかが異なります。必ずお住まいの市区町村に確認を! - 申請は毎年必要
→ 一度申請しても、翌年度も受けるには再度手続きが必要です。 - 世帯全体の所得が対象
→ 別居中の配偶者や単身赴任中の保護者の収入も含まれることがあります。
まとめ
就学奨励費は、毎年忘れずにチェックしたい支援制度のひとつです。
特に、年収600万円台〜700万円台のご家庭でも一部支給対象になる可能性があるので、「うちは対象じゃないかも」と思わず、まずは自治体の窓口や学校に確認してみることをおすすめします。

対象外でも交通費だけは出る、ということもあります!
この記事が、特別支援就学奨励費の所得制限に関して気になるママの役に立ちますように!