こんにちは。療育カフェを作ろうとしているさらです。

いよいよ、現在年中の我が子も、就学相談の時期がせまってきました。
この記事をお読みのみなさんも、同じ位のお子さんをお持ちかもしれませんね。
今回は、この「就学相談」についてポイントをまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください!

就学相談は重要なステップ!
就学相談は、発達障害をはじめ、知的障害、身体障害など、さまざまな障害を持つ子どもたちに、特別支援教育が必要とされる場合に、
「子どもの発達や教育ニーズに応じて、適切な教育環境を決定するために行われる相談」です。
特別支援の必要な子に最適な学びの場を提供するためには、今のところ必ず通る道です。
就学相談の定義

就学相談の定義を確認しよう!
文部科学省によると、就学相談とは、
「発達上の特性や支援が必要なお子さんについて、保護者や学校関係者、医療・福祉機関が協力して行う相談活動」
を指します。
就学相談を通じて、お子さんにとって最適な学習環境を検討することが目的です。
これらに当てはまるお子さんの場合、特別支援学級や通級指導教室、場合によっては特別支援学校などの選択肢が検討されます。
就学相談の流れ

就学相談のプロセスは、地域によって多少異なりますが、一般的には以下のステップをたどります。
1. 4月:相談の申し込み
自治体の教育委員会や専門機関に、就学相談の申し込みを行います。この時点で以下の準備をしておきましょう。
- お子さんの状況の把握 発達検査の結果や療育機関の報告書があれば用意します。
- 相談内容の確認 お子さんの特性や不安点をリストアップし、具体的に伝えられるようにしましょう。
- 保護者の希望 可能なら何を希望としているかを、考えておきましょう。
2. 5月–8月:園への巡回観察、保護者との面談、子どもへの簡単な検査
申し込み後の流れとして、まず行われるのは、「園への巡回観察」です。
教育委員会の担当者が、子どもの様子を園まで見に来てくれます。
また、就学相談では、保護者との面談に加え、お子さんへの簡単な検査が行われることがあります。(私たち親子の居住区では簡単な絵とことばの検査があります。)
3.8月:就学支援委員会での話し合い
医師・学識経験者・特別支援学級担当者などで構成された就学支援委員会で、どのような進路が適切が、
申込のあったお子さん一人一人について話し合いが行われます。
4.9月:保護者との面談
就学支援委員会での話し合いの結果が、この段階で保護者に知らされます。
希望した進路でない場合は、再検討の機会を設けてもらえることもあります。

その場合は、再度園での観察をすることも。
5. 12月–2月:結果通知と手続き
面談や検査の結果をもとに、自治体から教育環境の決定行われます。
特別支援学級、通級指導教室、通常学級、あるいは特別支援学校など、さまざまな選択肢があります。
結果通知後は、正式な手続きを進め、入学に向けた準備を整えます。
就学相談で押さえるべきポイント

1. 情報収集は早めに行う
各自治体で就学相談のスケジュールや詳細が異なるため、早めに自治体のホームページや問い合わせを通じて情報を集めましょう。
保育園・幼稚園の先生とも「就学相談を受けたい」旨を早い段階で伝えておくとよいでしょう。
2. 具体的な課題を整理する
お子さんの強みと課題を具体的に整理し、伝えたい内容を明確にしておくことが重要です。
たとえば、「集団での指示が理解しにくい」「切り替えが苦手」といった具体的な事例を挙げると、相談がスムーズに進みます。
3. 療育施設や専門家の意見を活用
療育施設や医療機関での支援を受けている場合、その専門家に意見を求めることも大切です。
場合によっては、意見書などを提出することで、自治体の担当者がより正確にお子さんの状況を理解できるようになります。
まとめ
就学相談は、お子さんの発達特性を正しく理解し、最適な教育環境を選ぶための大切なプロセスです。
お子さんの理解とともに、ママの気持ちの整理も必要です。
4月にあわてて決めようとしても、なかなか考えは、まとまらないものです。
4月から始まる活動に乗り遅れないよう、早めに心の準備を始めましょう。

慌てず、でも着実にね!
この記事が、就学相談が近づいてきたママの役に立ちますように。
