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小学校の通級指導教室とは?設置基準や支援内容を紹介

こんにちは!発達障害のある子を育てるママを、オンラインでサポートしているさらです。

今回は、特別支援学級とは違う「通級指導教室」がテーマです!

お子さんがすでに通っている方もいるかもしれませんね。

具体的な自治体の例も載せるので、参考にしてください!

さら
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「ことばの教室」といった名前も多いですね。

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1. 通級指導教室とは?設置基準について

通級指導教室とは、特別支援が必要な児童が通常の学級に在籍しながら、

必要に応じて個別または小集団で特別な指導を受けることができる制度です。

文部科学省が定める設置基準に基づいて各自治体が運営しています。

◎ 設置基準

文部科学省のガイドラインによると、通級指導教室は以下のような基準に従って設置されます。

  • 対象児童:発達障害(LD・ADHD・ASDなど)や軽度の知的障害、言語障害、情緒障害などを持つ児童。
  • 指導時間:週に1~数回、1回あたり1時間程度。
  • 指導内容:児童の特性に応じた個別指導(読み書き、計算、コミュニケーションスキル向上など)。
  • 教師配置:特別支援教育の専門知識を持つ教師が担当。

通級指導教室は各自治体の判断で設置されるため、学校によって利用できる支援内容や頻度が異なる場合があります。

さら
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とはいえ、特別支援の免許を持っていない先生が担当することもあります。

2. 通級指導教室で行われる具体的な支援内容

通級指導教室では、児童一人ひとりの特性や困りごとに応じた指導が行われます。

具体例を2つ紹介します。

◎ 例1:東京都の通級指導教室(杉並区)

杉並区では、通級指導教室のうち、言語障害通級指導学級(ことばの教室)で以下のような支援が提供されています。

  • 環境設定:家庭や学校で話しやすい環境を作ってもらう
  • 話し方練習:吃音のお子さんには、楽な話し方の練習をする
  • 経験の場:のびのびと話したり、表現したりする経験を積む

◎ 例2:大阪府の通級指導教室(吹田市)

吹田市では、障がいに応じて、一部特別な指導(自立活動)を提供します。

  • 言葉を学ぶ:正しい言葉や言葉のリズムを獲得する
  • 話す活動:遊び、音読、会話などの活動を通して、話すことへの自信をつける
  • 基礎力の向上:聞く、話す、書く、読むなどの日常活動的指導

3. 通級指導教室を利用するには?申し込み方法と注意点

通級指導教室を利用するには、以下のような手順が必要です。

◎ 利用の流れ

  1. 学校との相談:担任の先生や特別支援コーディネーターに相談し、必要な支援について話し合う。
  2. 教育委員会や専門機関の判定:発達検査や医師の診断などを参考に、通級指導の適用が決定される。
  3. 通級指導教室の利用開始:通常学級と並行して指導を受ける。

◎ 申し込みの際の注意点

  • 通級指導教室の利用には定員があるため、早めの申し込みが推奨される。
  • 自治体によって支援内容が異なるため、具体的なプログラムは事前に確認が必要。
  • 通級指導だけでなく、家庭での学習サポートも重要。

まとめ

小学校の通級指導教室は、発達障害や学習に困難を抱える児童が、

特別支援学級以外で適切な支援を受けられる大切な制度です。

さら
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就学相談時に、案内されることも!

一度、学校や園を通して、お住まいの自治体に確認してみてくださいね!

この記事が、通級指導教室について知りたいママの役に立ちますように。

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